下から 2 番目の式は積分変数が になっているが ,これを代わりに でも でも好きな記号を使って書き換えても結果は同じなわけで ,結局 で書き換えてみたのが最後の式である. デルタ関数の 1 階微分は奇関数的である デルタ関数を 1 階微分したものの性質をもう少し調べてみよう. デルタ関数の場合には元々一点のみで無限大のグラフなのだから押し潰されてもグラフの形に変わりない感じはするのだが ,次のような関係が成り立っている. この性質はちゃんと数式を使って論理的に導き出すことができる. このようなデルタ関数の積を毎回書くのは長ったらしくて面倒なので ,変数部分をベクトルにした というものを使って略して書くことが多い. 合成関数のデルタ関数 レベル2 合成関数のデルタ関数 デルタ関数について以下が成り立つ。
先ほどから「デルタ関数は偶関数である」とは言わずに「偶関数に似た性質を持つ」と言っているのはそういう事情があるからである. したがって,f x を超関数と呼ぶ場合もあります (あまり推奨はできない)が,このf x は記号とみなすべきものでいわゆる関数ではありません。
積分表示 複素フーリエ解析の知識を使うと ,デルタ関数を次のように表せることが分かる. 普通は 1 式を使って定義するものであるし ,左右対称のイメージを持っていた方が物理的にも自然なことが多いだろう. そんな時はこの考え方が役に立ちます。
それで数学では関数 function ではなく超関数 distribution というものに分類されている. 文字列の比較は を使います。
この2番目と3番目の式の積分が 1 になることを確認するのはちょっとしたテクニックが要って説明が長くなるので略させてもらうことにする. [OK]ボタンをクリックします。
同様にして、滑らかかつ有界とは別な条件を満たす関数の空間の上の汎関数としての弱収束の表示も与えられている。
数値1にカーソルを表示し、名前ボックスで[その他の関数]を選択します。
関数の挿入ボタンをクリックします。
【問題2の解答例】• の微分は となるので , 7 式の右辺にあったマイナスが相殺されているのである. ここでは主にデルタ関数の基本的な性質について解説します。
図示すると図1のような見た目になります。
この時点で既に ,以前とは違ったことが起こり始めているのが分かるはずだ. 例えば、デルタ関数を連続関数で表すことができないことは以下のようにして分かる。
SUM関数の引数ダイアログで 数値1に C3:E3 を指定します。
しかし無限大というのは数値ではなくて ,限りなく大きくなる極限を考えるときのイメージに過ぎないので ,これを定義として使うのは数学的にふさわしくない. この右辺についてはデルタ関数の基本的な性質から ,どうなるかすぐに分かるだろう. それで最初の積分と最後の積分を比較すれば次の式が成り立っていると言えるだろう. 4 式における定数 はどんな速度で原点をすり抜けるかを表していると言える. EXACT関数は文字列の比較ですが、今回のケースでも使用できます。
【問題例3】A,B,Cの3つの値が等しいか否かを調べなさい。
近似表現 デルタ関数を通常の関数で近似することも行われる. 積分範囲に関する公式です。
それが以下の式です。