もっと言えば、苦手意識がなければ今より前には進めません。
「雲」そして「祭」、ともに印象派の第一人者とも言われるドビュッシーらしく、情景がまるで目に浮かぶような曲ですね。
副題の通り三つの楽曲から構成されています。
ですが、私としてはこの部分は、なぜかいろいろ冒険したくなってしまいます。
総じて難易度が高い楽譜が多いですので、ピアノを始めたばかりの初心者の方は別の楽譜から始めたほうが良いかと思います。
というか私の場合はここにくると、自然となぜか緊張してきます。
9-1』についてお話ししてまいりましたが、いかがでしたか? ではここで、全体的な弾き方の要点を確認しましょう。
1、 臨時記号はしっかりと把握しておく(全体的に) 2、 右手の長い連符は左手に合わせるように心がけて、慣れるまで地道に練習する(特に、) 3、 曲調の変化がそれほど無いところほど弾く側の個性が出るので、自分の中でどう弾きたいのかを予めイメージしておく(特に、) 4、 和音やアルペジオの響きの中にあるちょっとした変化や表情を見落とさない(特に、、) 以上の4つのコツを踏まえて練習してみましょう。
ここはとにかく何度も両手で合わせて慣れるしかありません。
案外この部分は気を遣います。
ドビュッシーのノクターンは1897年から1899年にかけて作曲され、「雲」「祭」「シレーヌ」の3部からなる管弦楽の組曲です。
というのは「苦手なところがたくさんある」ということよりも「苦手な部分がどこなのかがわかっていない」ということのほうが問題であると思うからです。