ところが、研究グループは分析に使われたデータに問題があるという指摘を受けたため外部の専門家に検証を依頼していました。
そのうえで「日本ではアメリカでの緊急使用許可を契機に、複数の臨床試験の結果から一定の有効性が確認できたことから、5月に特例承認を行い、現在、レムデシビルを使った治療がなされている。
新会社は11月12日から事業を始め、国内外の大手製薬会社とも連携を図りながら、早ければ来年の秋にも臨床試験を始め、2年後の実用化を目指すとしています。
それによりますと、無作為に選んだ4321人に通常の治療を行った一方、2104人に炎症を抑える作用のあるステロイドの1つ、「デキサメタゾン」という薬を投与した結果、この薬を投与した症状の重い患者で死亡率が下がったということです。
4月開かれた日本感染症学会のシンポジウムでは、感染後、肺炎になった患者75人に投与した観察研究の結果、この薬を使わない場合に比べて悪化する割合を下げられる可能性があると報告されています。
イギリス、オックスフォード大学の研究チームは、炎症を抑える作用のある既存の薬を新型コロナウイルスの複数の患者に投与した結果、一定の割合で死亡率が下がったとする研究結果を発表しました。
WHOの指針はこのエビデンスを軽視しているように見え、残念に思う。
5月21日には、アストラゼネカとモデルナの2つのワクチンが特例承認。
松山室長は、ウイルスの増殖を抑えると同時に炎症を抑える効果があると見ています。
この価格設定についてギリアド・サイエンシズは、レムデシビルの投与で患者の入院期間が4日間短縮できた場合、節約できる医療費は1万2000ドルにのぼるとし「設定した価格は本来の価値を大きく下回る」と述べています。
これまでの研究で、このたんぱく質が正常値より多いと、症状が悪化するリスクが8倍余り、高くなっていたということです。
同社は今年上半期中にP2試験を開始する計画です。