すまないが、お付き合い願います。
学校へ行った私は、Aさんに猫の事を聞いてみました。
私が気に入ったみたいだから、部屋に飾っておいたらいいよって。
Aさんは、私の母に一緒にトイレに行って欲しい、と言いました。
私だって、 この子が大人にもならない内に先にいっちゃったりしたら、どうなるか解らない」 だよね、とFと頷きあったBは、ふと思い出したように、 「小学生の頃に同級生に不幸があってね、その子のお母さん半狂乱でさ。
「お見舞いで私がこの衣装もらっちゃってなかったら、あの子は助かったかなって 思ったりして。
・ でもAが感じる気配では、とても善意の守護ではない。
・B本人は気づいてないが、霊的なものは大抵それを避けるから、Bは心霊体験できない。
見ると、Aさんと、あの男の子が歩いていました。
そして、ほんのかすかに残るたきしめた香のような香りと共に、 妙に「生ぐさい」(とAは表現してました)気配と言うか、 あっちの世界のもののにおいがした、と。
こっちも後味悪い話なんで、俺としては誰かにブチまけてスッキリしたい。
Bたち新参者の子を家へ誘った同級生家の子達は、どこまで知っていたのか。
綺麗なヒラヒラした白い服を見て、Bは「ハイハイ!」と真っ先に手を上げ、 「じゃあ君に」となったそうです。
玄関に置かれた猫の首は、まだ小さく、貰われたときと変わらないほどでした。
怖い話好きな人なら、きっとハマるはず!! このコミュの趣旨 洒落怖についての情報交換や、シリーズ物について語ったり、洒落怖に関係ないけど怖い体験談を語ったり・・・などが主な目的です。
でも、今なら少し解る気がするなあ」 しんみり言ったBは、その時の思い出話をしてくれたそうです。