なんで、最後に生まれたからってこんな役回りをしなくてはいけないんでしょう。
これは失敬。
シン君のことは、あなたの父親のことは私に任せなさい。
あ、ごめんなさい。
母ですか? 母は父に甘いですね。
リアです。
そして、韓国には、母国には戻れない状態です。
その変わり二度とこの国の地を踏めないと思って。
自分の信念を貫いたなら本物でしょう。
それだけの覚悟を決めてね。
それでもいいというのなら行きなさい。
その時、母はため息を一つして、こう言いました。
きっと皆様にお話しするのは初めてとなります。
母は、そうですね。
皆様は大変だと思うでしょうね。
その辺はご心配なく。