映画及びテレビ第一期のクレジットは「 社長」で統一されており、ヨシ江らは「 社長はん」と呼ぶ。
はるきの元のがモデルらしい(ただし、タカシは、いわしげがアシスタントになった1980年より前の作品(第3話「教育パパの巻」)から登場している)。
母(拳骨の妻)を早く亡くした関係か、在住の親戚宅での生活が長く、登場人物中では珍しくではなくを話す。
文字も多少読め、時間を掛ければマサルの悪口ノートも解読できる。
だが小鉄の描写はこれだけで終わったわけではない。
また、チエとヨシ江が『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』('67、福田純監督)を見るシーンを挿入することで、チエの親への思いが観客の心の中に浮かび上がるらせた。
おバァのオールド・パワー 木下ゆうき 56 1月28日 チエとヒラメ恋に悩む? 先見の明すぎる。
卒業後、大阪には帰らずそのままに暮らす。
(チエに運動靴を買ってあげた後、靴擦れを防止するために石鹸を靴の踵部分に塗る等) 方向音痴でもあり、「一人でひょうたん池より遠くへ行ったことがない」と菊に言われている。
チエは、この日をまっていた。
だが、映画化された『チエ』の魅力の一つは、そうした原作そっくりの部分の行間を埋める部分。
『帰って来たどらン猫2』双葉社、2006年。