同じ動作を何百回も、何千回も繰返す場合は、1動作の1秒の時間短縮が積み重なって何時間ものちがいとなって現われます。
まずは、こちらの動画をご覧下さい。
これらの課題を「からくり改善」を使って解決していくことで、 3K職場の排除などにつながり大きな成果となるのです。
人手不足が顕在化する中、工場の自動化ニーズは従来以上に高まってきている。
それについて池原氏はこう語る。
ここ、テレビなんかでよく見る、車の製造ラインですが、最新設備の中にペットボトルを発見! これどんなからくりなのですか? でも、ロボットなのだから、ちょっとくらい無駄な動きがあってもいいような気もしますが? 金重さん:これをやることによって、生産のタクトが約1SPM上がるんです。
実はこの想いは、僕が入社するよりずっと前から先輩たちによって多くの試みがなされてきています。
だから、安定した品質を保証するためには、「ムリ」な作業を改善し、やりやすくすることが大切になるんです。
100kg近い製品を台車に乗せると、その重みで荷台が沈み込みます。
以前は、1分間で50個くらいを運ぶのが限界だったのが、スカイ吊りを使えば1. からくり改善導入後は、 図1に示すように、成果物のアウトプットにも気を配り、製造部門では作業標準書、技術部門では設備設計・保全が不要となる情報へと落とし込んで、さらなる改善へとつなげます。
「ようやく出来上がったときは『一生懸命やれば何とかなるものなんだな~』としみじみ実感しました。
そのいくつかの実例をご紹介します。
さらに、デンソー大安製作所の中にあるのがからくり塾。
森永さん:そうなんです。