この説明不足は、CDCが医療関係者という、いわば専門家を主な対象とした機関だからなのだと想像できます。
元々 「コロナ」はcoronaと表記し、ラテン語で「冠」を意味する言葉です。
新型コロナウイルスの感染者が世界各地で広がり、国内でもすでに1千人を超えました。
ここで一度押さえておきましょう。
動物が感染した場合、多くは軽症の呼吸器症状や下痢を引き起こすのみ(一部致死的な症状となる種類もあります)で、種類の壁を越え他の動物に感染するということはほとんどありません。
そんな新型コロナウイルスなのですが、海外の英語圏のメディアでは、中国の武漢で発生したウイルスということもあり、「Wuhan virus(武漢ウイルス)」や「Wuhan coronavirus 武漢コロナウイルス 」と呼ばれています。
ラテン語で「冠」を意味する 太陽の周りを「コロナ」と呼称するのはラテン語に由来します。
どれも名称の由来が太陽コロナとは言っていません。
どうしても「コロナ」という言葉に敏感になってネガティブな印象を持ってしまいがちになってしまうかと思います。
春の花粉シーズンに太陽を見ると、太陽の周りが虹色の輪で包まれているように見えることがありませんか? それは「花粉コロナ」(花粉光冠)と呼ばれる現象のことで、コロナウイルスの名前の由来と同じように、我々が現象を見た時の外見が由来となっているのです。
コロナウィルス、正式名称COVID-19が早く収束することを心から願います。
今回のウィルスによって、 『CORONA』という名前がついているからと言って、コロナウィルスをイメージしてしまうのはとても悲しいことですよね。
他にも「セララ(一般名:エプレレノン)」も女の子のような名前に感じました。
新型コロナウイルス感染症の英語名と中国語名 新型コロナウイルスが引き起こす感染症の名前については、英語では Coronavirus diseaseや、 Wuhan diseaseなどと呼ばれていましたが、SARSやMARSなどの正式名称はありませんでした。