これらの構造を用い、咀嚼・嚥下・発語・唾液の分泌などの機能を果たしています。
・口腔内の刺激により、患者に変化はなかったか 発声や体動など。
これらはいずれも、人が人らしく生きていくために必要な行動です。
スポンジやブラシ、ガーゼを使用して舌を中心に口腔ケアをすることで味覚の改善に効果が期待できます。
症状が悪化すると心筋梗塞や狭心症など心臓病を引き起こすリスクが高まります。
口腔内に白色ワセリンを使用しているケースを見かけますが、口腔粘膜に油分を塗布しても保湿効果は限定的です。
吸引チューブ付きブラシで吸引しながら口腔ケアを実施すると、ブラッシングによって破壊されたバイオフィルムから飛散した細菌を回収しながらケアを進められ、一石二鳥です。
口腔ケアの効果 メリットが多い口腔ケア。
ただ汚れを取るだけが目的ではありません。
だ液は、食べ物をまとめたり飲み込みやすくするだけでなく、口の中を清潔に保つ自浄作用 じじょうさよう があります。
また、口腔ケア用のウェットガーゼで、口腔内を丁寧に拭き取ることでも効果が得られます。
上体を起こした姿勢が保てない場合や、洗面台までの移動が難しい場合は、ガーグルベースンを用いて咳嗽を行います。
口腔ケアは医療的ケアでもあり、日常的ケアでもあります。
熱湯は義歯が変形してしまうので使用を避けましょう。