e-BOXERは応答レスポンスが鋭く、アクセルを踏み込むとグッとクルマが前に出る。
ステアリングギヤ比は13. 電気を使ったターボといえる味わいで、モーターのアシストは力強い。
いま主役になりつつあるマイルドHEVなどに比較すれば、明らかにモーターによるアシスト効果はあって、発進加速や追い越し加速ではトルクカーブが、ひと山スッと盛り上がる。
For any further information, please click or. ちょっと前だったら各メーカーのスポーツモデルにしか積まれていなかったハイパワーユニットが、SUVに組み合わされていたのだから、いまさらながらスバルのチャレンジ精神には頭が下がる。
オンデマンドAWDといえるジャンルに入るはずだが、リヤへの駆動力も早い段階から伝達されている様子で、パワーオンでもフロントにわずかな滑りさえも生じることなく、旋回方向に素直にトレースしてくれる。
それに比べたら、なんとおとなしくなってしまったことか。
モーターアシストのおかげでアクセルを踏み込むと、瞬時にパワーとトルクが盛り上がる。
これはターボの代わりにはなりませんね。
2kgm を発生する2LのFB20型水平対向4気筒エンジンに10kW 13. もしかしたらターボの代わりがe-POWERなどと言ってしまったのは担当者のリップサービスか、聞き間違いだったということでケリをつける。
北米のフォレスターにはe-BOXERはなし。
それだけヨンクモデルへの自信があったに違いないが、こんな大胆な取り組みこそがスバリストを熱くさせる源泉であったことも理解した。
アクセルを踏み続けるシーンでの力強さはターボに軍配があがる。
モーターが活躍するのはほんの一瞬だけだが、違いははっきりと分かる。
モーターの音とともに緩やかな加速と安定感を持ってコーナーを曲がっていくなんて、とても攻めている、などの表現は使えない。