今日、2006年となった。
「吉言(よごと)」は、「よき事」という意味です。
新年を言祝ぐおめでたい歌です。
官職を削られ、埋葬さえ許されませんでしたが、 20年あまり延暦 25年 796年 、恩赦によって復位しました。
「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事」の鑑賞 この歌は、 新年の祝賀として高らかにうたい上げられた言祝ぎの歌です。
新しき年の初めの初春のく 今日降る雪のいや重け吉事 新しきは、「アラタしき」とよみます。
ロータリー万葉50首 <ロータリー万葉50首> 新年の万葉歌 新年の歌を紹介する時期が少し遅くなってしまいました。
日本文化・芸術・芸能は全世界の人々を魅了し心を繋ぎ感動を共有致します。
奈良時代、天平宝字3年(759年)の正月一日、因幡国(今の烏取県)の国府の役所(岩見郡国府町)で、国守大伴家持が部下の役人たちを召集して新年祝賀の宴を開きました。
古来、日本人は「言霊」というものを信じていました。
そして家持は守に任ぜられる。
この年の陰暦の正月は、のと重なる珍しい年で大変めでたく、これも豊年の瑞祥と言われる雪も重なったことからこの歌が詠まれた。