父 ドライバー およそ60代 母 助手席に座る。
太陽よりもまぶしいもの。
悪友のカズヤ(仮名)と家でダラダラ話していると、 なぜか「ヒッチハイクで日本を横断しよう」と言う話に飛び、 その計画に熱中する事になった。
俺達は無言のまま、森を歩いた。
やがて、母も出て行って、変態一家の話し声が遠くになっていった。
あの言葉って人間のバグを端的に表してると思うんですよ。
だんだん凶暴になってません?」 女「あなたのせいでしょう!?」 (続く). 距離も稼げるし、まず悪い人はいないし、かなり効率が良かった。
それから15分程経った時。
腹が痛い、とカズヤが言い出した。
「あの、しょんべんしてきます」とカズヤ。
女の子に対しての変態一家の反応が無い。
身元整理はしてるんじゃないですか?」 女「それは……」 男「携帯を解約したりとか、遺言書を残してたりすれば、自殺の証拠としては十分ですよね。
よほど何かがなければ、裏側まで見に来る事はないはずだ。
」 「わ、分かった」 数秒経って、青ざめた顔でカズヤがジーンズを履きながら出てきた。