抗コリン作用というのは、アセチルコリンという物質のはたらきを抑えてしまう作用の事です。
とくに花粉症をはじめとしたアレルギー性のくしゃみや鼻水に対してよく効き、鼻詰まり・目のかゆみに対してもある程度効果がみられます。
画像のタップで拡大表示 慢性的な蕁麻疹がみられ、今回からビラノアが開始となった。
ビラノアで眠気が出たからといって、他の抗ヒスタミン薬でも必然的に眠気が出るわけではありませんので注意してください。
さいごに というわけで、 抗アレルギー薬ビラノアを飲む時の注意点と市販薬はあるのかについて、アレグラと比較しながらお話してきました。
また、ストレスが要因のことも多いので、薬を飲みながら仕事や学校に行くと再発するリスクも多いです。
ヒスタミンを邪魔した結果、痒みや膨疹が治まるのです。
ほとんどの抗ヒスタミン薬は、眠気の副作用から「運転などの危険を伴う機械の操作には従事させない事」と書かれていますが、ビラノアにはこの記載はなく、一定の注意は必要であるものの服用しながらの運転も許可されています。
若い女性には気になる副作用として、「太る」ということがあげられます。
主要評価項目である「総合症状スコア(発斑、かゆみ)の期間平均変化量*4」は、本剤20mg1日1回投与によりプラセボに対して有意な減少を示した。
しっかりと安全性の試験もされています。
肝障害のある患者• 7倍に低下した。
ビラノアを長期間服薬している場合などでは定期的に血液検査を行うようにしましょう。
また、最近改定された蕁麻疹治療ガイドラインでは、基礎薬物治療として第2世代非鎮静性抗ヒスタミン薬の単剤使用及び2倍量までの増量、また抗ヒスタミン薬の併用を認めると明記されています。
しかし、 今やらないと後ではもっとやる気にならないので、メリットを感じる場合は今、登録しても良いでしょう。
また、患者様は他科受診で重複するような場面を多く見受けられますが、元来抗ヒスタミン薬を使用していても抑えられないアレルギー症状が発現し、他科を受診しているような症例ではほとんどの場合抗ヒスタミン薬の併用療法は問題ありません。