結果的に言えば、蜜璃にとっては良い方向に、伊黒にとっては悪い方向に話が進んでいった。
「本当、姉妹仲いいわよね。
そんなわけないのに。
もう帰ろう? これ以上オレ達がすることなんてないぜ? 「ふざけるなよ十二支。
男がきりだした。
「……うーん」 「どうしたの?」 「いえ、ここ、ちょっと分かりにくくて……」 「ああ、それは公式を使って……」 行き詰まったらしいしのぶに問題の解説をする。
「そういえば、あなた、どこの大学に行くんです?」 「うーん、ここから通える大学……、一応目指してるのはーーーー」 近くの大学名を希世花は口にした。
鬼との戦闘で負傷した際に利用する薬だが……下弦の鬼を材料に使った薬だ。
仇散華には用はない。
いつもの「きゅん」の表情である。
しかも、お前を可愛がっている胡蝶からそれだけはやめろと何度も言われている。
その手紙を見た瞬間、竈門炭治郎の運命は裏金銀治郎のさじ加減一つで決まる事が決定した。
柱専用の緊急活性薬ならば、再結合が可能だと分かっていた。
また本編外からは、扉絵が空の丼を重ねていく蜜璃を隣で伊黒が 優しげに見つめるだったり、彼女の履いている緑と黒の縞のが 伊黒からの贈り物だったり、互いに多忙な合間に 文通していたりと、私的な交流を持っていたことが判明した。
それからもパキンパキンとまるでカッターナイフの刃を折るかの如く、伊黒小芭内の日輪刀が短くなった。
その命令に関して考えるのは後回しにしていた。