なにしろ、ちえの父の青春の味なのだ。
店員さんが和気あいあい、サービスも素敵。
煮込みカツには真似できないこのサクサク感こそ、ソースカツ丼最大の魅力。
店内の壁には芸能人らの色紙がここぞとばかりにはられてにぎやかで、席数16の店内1階は、昔ながらの洋食店らしい、こじんまりとした雰囲気だ。
それは、ドイツ修行から持ち帰ったシュニッツェル(カツレツ)をウスターソースに付け丼に仕立てたものです。
大正2年、早稲田鶴巻町にあった洋食屋さんが、日本で初めてのカツ丼を料理界に発表しました。
こちらは、当時の当主である由井新兵衛さんが、東京で食べたポークカツレツに感動し、メニューに取り入れようとしたのがきっかけです。
そのまま出すのではなく、蕎麦屋なので出前に対応できるよう、丼スタイルにしたとのこと。
やや汁気が多かったり、タレがかかったものをのせて、ご飯に美味しさが染み通るところにこそ、真髄があります。
カウンターの上には、会津の地酒の空きビンがずらり。
設計と施工はオテル・ドゥ・ミクニを始め、名だたる名店の設計、施工を手掛けてきた共立設計さまにお願いしています。
こちらは肉を130gぐらい使っているので結構ボリュームがありますよ」。