問題図で玉方(ぎょくかた、玉を詰まされる方)の玉は2一にいます。
相掛かりか。
これが本局のポイントで、この桂を順に打っていくのが用意された趣向でした。
天地人に恵まれて藤井は成長したのだ。
まあでもそうですね。
豊川:『それほど、しっかりした丁寧な将棋ってことですよ』 藤井と対戦した棋士たちが口をそろえる「しっかり」「丁寧」だ。
最年少ですからね。
そして盤上中央に近いところで、きれいに詰み上がっています。
全盛期に無敵だった羽生善治九段は竜王戦の挑戦者になるのがやっと。
(四強時代、王位戦をどう位置づけて戦う?)そうですね、うーん・・・。
藤井が桂を跳ねたら、とにかく「おっ」と声を上げることができる。
盤面中央から左下に配置されている駒が意味深ですが、これは後にはたらいてきます。