写真の表示(センターにタコメーター、左にカーナビのマップ、右に車両情報)が基本の状態といえる。
ちなみにこのローマでは、レベル1相当ではあるが、ついにADAS=先進運転支援システムの搭載も実現している。
乗員を包み込むようなデザインが採用されている。
デュアル・コクピットの理念をダッシュボードからキャビン全体に拡大したことで、エレガンスとスポーティさを絶妙なバランスで組み合わされた空間となっています。
操作系はデジタルだ(写真・Ferrari SpA提供) ボディーは全長4656mmの「ローマ」のほうが「ポルトフィーノ」より少し大きいが、2670mmのホイールベースは同一。
例えば、必要な部分にのみパーフォレート加工を施した平面で、エンジンの冷却エアを確保するというフロントグリルの新コンセプトを導入する。
Text : Tatsuya Kushima. (文 大矢アキオ Akio Lorenzo OYA/写真 Ferrari) フェラーリ・ローマ エンジン 3. ちなみにフェラーリのチェントロスティーレを取り仕切るフラヴィオ・マンゾーニは、「212インター」や「250ヨーロッパ」、250GTルッソ、「330GTC」などが当時のフェラーリのスタイルを定義し、その趣旨がローマのインスピレーションにつながったと話している。
タービンは小型化によって慣性モーメントを低減させ、ツインスクロール技術で排気脈動の圧力を高めてパワーを最大限に追求している。
このコックピットには、フェラーリが持つ空間に関するコンセプトやノウハウを反映させ、さまざまなエレメントを効果的に配している。
センターコンソールのシフトセレクター手前に、固定するためのスペースが設けられている。
難解にも思えるコンセプトをこれだけ美しくまとめたのですから、まさにデザインの勝利といったところでしょう。
ローマに試乗してまず感じるのは、快適で静かな点であるが、そこで終わらないのはさすがにフェラーリの作だ。