だが、ここまで書いても、若林の魅力が上手く伝わらない人もいるかもしれない。
教壇で当時を再現し、「うぉぉぉ」とうめきながら倒れ込む若林の実演に、乃木坂46・高山一実らも騒然。
その情景を通して、今の自分の心境を伝える。
おどぜひ、そして、アイドルとしては異常なほどお笑いIQが高い集団である日向坂の番組、日向坂で会いましょう、も若林のフリがあって成立している部分があるのだ。
いや、若林の魅力はそこではない。
最近のラジオでもボケを「それはウソだから」と語るなど、春日は根本的にボケというものを把握していない。
時期的には「たりないふたり」でコンビを組む、盟友の山里亮太が結婚し、相方の春日も結婚し、自らは結婚を意識しながら、彼女との関係を深めているころの、オードリーのラジオのトークだった。
それも1回ではなく、何回か見た記憶がある。
「大掛かりなセットでゲームができたり、ローションとか爆破とかテレビでないと経験できない仕事ができる。
ある番組で興味のないグルメやインテリアといった紹介VTRに対して、どうコメントしてよいか悩むことがあった。
南原さんのその言葉に感動した若林が思ったのは、発見ではなく、フリこそが大事、ということの再確認だったのだろう。
若林は自身だけがそういう質問を受けていることをずっと気づいていたと明かし「『なんで司会するようになってるんでしたっけ? 若林さんの仕事やりたいんです』って、カミナリの(石田)たくみも聞いてたよ。