『 実語教 ( じつごきょう )』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。
けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。
福沢諭吉は、このように説いています。
そんな世の中に対して、福沢諭吉は『学問のすすめ』を出版したのですから、その勇気はとてもすごいといえます。
人に自分の思いを伝えるには、言葉以上にすぐれた手段はない。
これすなわち一国人民たる者の分限と申すものなり。
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『学問のすゝめ』〈岩波文庫 3064-3065〉、1948年。
その後、幕府の使節に随行して、 1860~67年の間に3回渡欧します。
複式簿記や保険制度を日本に伝えたのも諭吉の功績です。
もとよりかく安穏に渡世するは政府の法あるがためなれども、法を設けて人民を保護するはもと政府の商売柄にて当然の職分なり。
初論は、合本の序によって明治五年二月に刊行せられたものと知られるが、跋文には明治四年未十二月の日附がある。
学問のすすめは、当時全17編で合わせて340万部の発行部数を誇るベストセラーとなり、後の時代には教科書にも採り入れられ、明治時代から現在に至るまで、多くの人々に読み継がれてきました。
『学問ノス丶メ 本文と索引』編、〈笠間索引叢刊 104〉、1992年9月。
『学問のすすめ』、1968年。
書かれているのは、「一所懸命にやるべきことは、普通の生活に役に立つ実学」 ということです。