低タンパク血症• リンパ管が損傷されると、食事開始後にこのような色の排液が出ます。
こんなときは異常 表情がぼんやりしている、顔色が悪い、返事が明瞭でない 表情がぼんやりして、顔色が悪いという時は血圧低下が疑われ、術後出血による多量の出血などの急変の徴候かもしれません。
下部消化管手術は、特に手術部位感染(SSI)や腹腔内膿瘍のリスクが高く要注意です。
尿の混濁• 刺入部の発赤、腫脹だけでなく、点滴の滴下不良、点滴漏れなどがないかも確認します。
以上で血液が混じっていたら、術後出血を疑うサインです。
ドレーンが屈曲している場合も、屈曲しないように固定をし直します。
感染症 症状• 縫合不全の場合でもイレウスのリスクはあるため、離床を促す. この時はうまくいったと思っていたんだけど・・・。
疼痛の程度・部位• 高齢、貧血、低栄養• ドレーンが外れかかっている場合は、ただちに医師に報告します。
効果がないときは医師に相談する。
血糖値が高いと創部治癒を妨げ、感染の原因にもなるため、術後は血糖チェックとインシュリンで 血糖コントロールを行う• 吻合部血行障害や、吻合部の内圧上昇など手術手技によるもの• ポイント5 合併症が起きていないかを確認する 手術後の経過によって起こる合併症を把握した観察が必要です。
飲食を開始する前には、「瘻孔」「通過障害」「腸液の漏れ」のアセスメントが必須 ただし腸液の漏れが確実に瘻孔化していることが条件であるため、がんや結腸がんでは瘻孔化しにくく、多くは直腸がん症例が対象になります。
この分野ではここ20年くらい前から縫合不全の瘻孔が確実に形成されている症例に食事をしながら治癒した、という報告が見られはじめ、今ではむしろ食事をしたほうが腸の粘膜の再生がよい、という点で推奨している施設もあります。
縫合不全を起こしたら、再縫合や抗生剤投与を行う• 毛髪ほどの小さな縫合不全の場合は、透視下の造影では判断できない場合がある 治療• これらの条件が重なって縫合不全は起こるもので、単に術者の技量による問題だけではありません。
経口摂取は通常のお粥や常食でもいいのですが、経腸栄養剤、それも成分栄養剤から始め、半消化態栄養剤、通常の食事と段階的に上昇させている施設もあります。
その際に、排液バッグの排液の色や量を見るのも大切ですが、まずはドレーンの中に溜まっている排液をドレナージします。
〈目次〉• そして血流不全の原因は 「無理な緊張なのに創縫合した」か, 「循環の悪い創縁を縫合した」かのいずれかだろう。