しかし、フロンターレは高井や田鎖がうまく対応。
すると15分、フロンターレは秋葉から右へ。
でも一番大事なのは選手をどうやって成長させるか、です。
マイボールにすると、左コーナーで田中幹大や秋葉らがキープにいくフロンターレ。
ーそういうマイナスの状況での活動がプラスに転じたことはありましたか? 川勝 先ほど話した週1回の全体ミーティングのほかに空いている時間に個別のもの、ポジション別のものなど入れて、数多くのミーティングをこなしたことで、子どもたちの頭の中の整理はできたように思いました。
フロンターレはさらに秋葉が中央を持ち上がり、右に展開。
どのチームも複数回行われるようなので「ここに入りたい!」と希望するクラブの練習会にはなるべく参加しましょう。
ヒザに大きなケガをして1年間のリハビリをした後に戻ったのですが、自分の感覚でプレーすることができなかったので思い切って現役を退いて、指導者の道に進みました。
とにかく勉強とサッカーの両方をしっかりとやってもらうという考えの下、練習の回数も調整しています。
フロンターレは、ラインを高め、次第に高い位置でボールを奪えるように。
ー今後の個人的な目標は? 川勝 これまで20年以上、サンガに籍を置いて指導に携わらせていただいて、1年だけトップチームでコーチをやらせていただきましたが、そのほかの期間は育成の指導をさせていただいていますから、このアカデミーからトップチームで活躍出来るもっと良い選手を出すこと。
ーサンガではコーチの持ち上がり制はあるのでしょうか。
高畠と石原が右サイドでうまく連係してボールを回し、秋葉もエリア近くに顔を出すなど、攻めの姿勢を続けていくフロンターレ。
ボールはゴール右へ決まり、1-0。
ー自分の中でやり方を変える過程で壁にぶつかることはありましたか? 川勝 指導のやり方を変えようと決意して日本に帰ってきたのが2006年だと思うのですが、そのころはまさに試行錯誤の連続で、なかなか良い結果が出ませんでした。
まずは、ほかの参加者とサッカーをすることによって、そこに入団したいと考えている仲間のおおよそのレベルを体感できる点です。