なぜ、私がファーストラヴの結末を知っているかというと、原作小説を読んで、映画を初日に観たからです。
名作ミステリーを原作とした『ファーストラヴ』の見どころは、原作と同じく先の読めない展開はもちろん、俳優陣の演技や言葉にならないものを伝える映像にあります。
ネタバレがありますので、知りたくない方はご注意ください! そして「動機はそちらで見つけてください」の疑問。
せめて「ラヴ」を知った彼女のこれからが幸福な人生であって欲しい、愛情に満たされた人生であって欲しいとそう願いながら、本を閉じる手は少し震えていました。
ただ、物語の後半になるにつれて、登場人物同士の信頼感が醸成されていくと、このカメラワークやショットが明確に変化していきます。
そしてそれは登場人物の置かれている状況や、映像に登場する事物によって為されることもしばしばでした。
彼女は声をあげていいことも、声のあげかたも知らない。
しかし、作品を鑑賞し終わった後に考えてみると、これが全く異なる意味に感じられるんだよね! 私が思ったのは、この「ラヴ」と言うのは、「恋」というよりむしろ「愛情」という意味で用いられているのではないかということでした。
よろしかったら合わせてどうぞ。
つまり、この世界で初めて自分に愛情を向けてくれる人との出会いのことを「ファーストラヴ」と表現しているのではないでしょうか。
庵野迦葉 で、由紀とは大学の同期。
作品を未鑑賞の方はお気をつけください。
困った小泉は、環菜をファミレスで待たせて、とりあえず家に連れて行きました。
由紀もまた、自分自身の過去と向き合い、裁判で「殺意の否定」を行い、父親が死んだのは「揉み合っている内に起こった事故」であると主張する。
そして事件のあった日、環菜は女子アナウンサーの採用試験の面接を受けます。
じゃあ、似たような職業の臨床心理士とどう違うの?っていうと、 臨床心理士は観察や分析、援助をしたうえで、自身の研究に活かせる職業だそうで、公認心理師は研究ではなく、情報の提供及び発信が求められた職業とのこと。