9月3日【 第5回】 9月スタディでは、テキストの第8回を読み進めました。
われわれが内的人格の欲することや、語ることに従ってゆくならば、苦痛は消える。
現代は科学を通して価値が外在化されている時代なので、これに対するモダンアートは、逆に外的客体を脱価値化して、関心を主体すなわち内的客体へと向けようと試みます。
それは人間の情緒性の基盤であり想像力の原点であるとされました。
老いた男性と若い女性の組み合わせのイメージは、普遍的にみられるモチーフであることが指摘されます。
また「影(シャドー)」という概念も今に影響を与えていて、秘密や抑圧していること、恥ずかしいことなど隠したいものを表します。
ゲルハルト・ヴェーア『ユング伝』村本詔司訳、創元社、1994年。
エービングの教科書 [ ] 1899年10月国家試験に備えるためにリヒアルト・フォン・クラフト=エービングの精神医学の教科書(1890)を読んで、「自然と精神の衝突が出来事になる場所」「対立し合うものの合一」としての精神医学から衝撃を受ける。
この塔は瓦焼き職人に教わったやり方で造られており、この作業によって自身の精神的不調が安定化したとしている。
更に母親の示唆によって『ファウスト』が必読書となる。
それに対してユング心理学は「分析心理学」と呼ばれる通り「分析」に重きを置く傾向があり、目的へ向かうアドラー心理学とはアプローチが違うという側面があるといえます。
「早く結婚して幸せになりたい」という気持ちと、 「いつまでも自由でいたい」という気持ち…。
どうでしょうか、あなたはどの機能が優位ですか?ここで大事なのは、自分の中のあまり発揮されていない機能を見極めること。
タイプ論 ユングは人間の気質について、意識が内部の世界に向かう傾向の強い人を「内向型」とし、意識が外界の世界に向かう傾向の強い人を「外向型」とする2タイプに分類しました。
深層心理学の中の一つで、人間の心理は無意識の働きが大きく締めているのではないかという考え方に基づいています。
一方、 内向的な人は自己の内面に関心が向くタイプ。