ラストの主人公の犬化の演出も、身近に犬化する「犬鳴村」の血筋の人間がいるかもしれない、という映画の視聴者を当事者に巻き込むような感覚にしてくるので、あとからジワジワくるような恐ろしさも感じました。
恐ろしくなっ悠真は妹の奏に相談。
「貞子」の場合、音など効果音で驚かし気味の怖さですが、「犬鳴村」ではジメジメした怖さを感じました。
明菜の葬儀で、晃は明菜の父親に「森田の血は汚れている」と罵倒されます。
防犯カメラに、お寺の前で響がコトリバコにガソリンで火をつけている映像が映っていた。
そこへ、村人にとって良き理解者となる人物が現れますが、それは、電力会社の回し者で、「犬鳴村」を破壊し、ダムの底に沈めた人物です。
なぜここまでヒューマンドラマを入れたのか、分からない。
恋人が犬鳴村を訪れてから様子がおかしくなり、その原因を突き止めるべく奔走する役を演じました。
遼太郎は体調を崩し、緊急搬送され、奏は付きっきりで看病しますが、疲れて眠ってしまいます。
響だけ戻る。
それ以外にも幽霊チラリズムや手形など、あらゆる手法で霊を見せる。
観てみようかなと思う人は、「怖い」かどうかは非常に重要です。
悠真は明菜の復讐のために、「犬鳴村」へ村を燃やす目的で仲間と共に向かいます。
奏は遼太郎を気味悪く感じ、担当を降りる事を検討していました。