カウンターテノールの上端であるC6からE6と低音との連続性については、前の章にざっと解説しています。
だから、クラシック歌手がいとも軽々と発声するのに対し、日本の歌手の歌はいかにも苦しげに聴こえる。
『メソードの考え方』の中でも申し上げましたが、パッサッジョの存在については、声を聴いた観客の中で、その存在の有る無しについて意見が分かれたとしても、少なくとも歌っている本人が本番の舞台でその存在を意識して歌ってはならないのです。
男性の場合、地声でhiBを出すのはキツイ、もしくは歌に使えるレベルでは出せない人も多いと思います。
短所としては、 肺活量が女性はどうしても少ないので、長いフレーズが苦手。
したがって、まず必要なのが希少性である。
私は 以前より、両人のあまりの歌い方の違いに閉口していたもので。
希少種です。
それは、一般的に、JPOPとか歌謡曲の歌手は、男性は高い音域の人が、女性は低い音域の人が多いからである。
男の地声とは裏腹に、女性の地声は歌として出しにくい上に、きれいに響かないことが多い。
他の人よりも高い声がでれば、自動的にテノールかソプラノにパート分けされます。
上記のレミオロメンの「粉雪」では、 サビの 「こ な ゆき ねえ 心ま で白く 染 め られた なら」の 赤字部分が hiA、 緑字部分はmid2Gということを示しています。
) もしhiC が全く出せなかったり厳しいと感じたら、自分の音域に合うようキー変更して歌えばOKです。
上はたぶん楽にHまでは出しているが、本人は如何にも苦しげな表情で超高音を歌う。