分散系を希釈せず、原液のまま高濃度状態でゼータ電位を測定したい場合、超音波方式がお勧めです。
コロイドの反発力はよく反発と呼ばれるが、特に水など高の溶媒中では静電的なポテンシャルは遮蔽される。
1 ゼータ電位解説図 マイナス粒子の場合 微粒子の場合、ゼータ電位の絶対値が増加すれば、粒子間の反発力が強くなり粒子の安定性は高くなり、ゼロに近くなると、粒子は凝集しやすくなるので、ゼータ電位は分散された粒子の分散安定性の指標として用いられています。
最近は、微粒子を素材として使用することが多くなってきましたので、機能性向上のため、ゼータ電位の測定がキーとなります。
計算は、1903年にMarianSmoluchowskiによって記述された理論に基づいています。
これはコロイド粒子の模式図です。
牛乳の場合は、右図のように、乳脂肪の周りにたんぱく質やアミノ酸が取り囲んで、脂肪という油分が安定に水に分散するような仕組みになっている。
逆に、ゼータ電位がゼロに近くなると、粒子は凝集しやすくなります。
電気的に中性を保とうとして粒子表面の液体中には、粒子とは逆の符号を持つイオンが集まってきます。
現実的には現場での調整で、トライ&エラーで添加量を決める必要もあります。
粒子から充分に離れて電気的に中性である領域の電位をゼロと定義します。
ゼータ電位は、二重層の電気表面電位またはスターン電位と等しくないため、コロイド分散の二重層特性を説明するために使用できる唯一の値であることがよくあります。
スポンサーリンク. 鉱物処理、セラミック製造、電子機器製造、医薬品製造などにおける他の多くの用途。
粘土-水システムの特性を特徴づける• 一方、微粒子と同荷電イオンは逆の分布となり微粒子から充分に離れた領域では、荷電が相殺され電気的中性が保たれています。