気管支喘息の患者で、市販薬を使用後に息苦しさを感じたりした場合はアスピリン喘息の疑いがありますので、苦しさが増すようであれば重症化してしまう前に病院へ行くようにしましょう。
喘息に効果的な吸入器 喘息が出た時の対処法として一番王道なのが薬での治療です。
小青龍湯(クラシエ、ツムラ他) 咳を伴う喘息症状を緩和させる漢方薬として最もポピュラーなものです。
市販薬は、症状が一時的かつ軽症の場合に、あくまでも一時しのぎ用として服用するものです。
咳中枢に働くことで咳を鎮める効果のある鎮咳成分(ジヒドロコデインリン酸塩など)は、喘息の症状に対して使用してはいけません。
また、通常の気管支喘息の患者がアレルギー反応によって発作が誘発されてしまうのにもこのロイコトリエンが関係しています。
手の震えなどの副作用が出た場合には中止してください。
2014年の喘息の推定患者数(患者調査データ)では、約118万人となり、約4割が20歳未満と、若い人に多い疾患です。
エフェドリンを主成分とする製品名として「ミルコデシロップ」、「アスゲン散EX」、「アスゲン錠EX」、「フスコンZ液」などがあります。
基本的には、発作がでないようコントロールする長期管理薬として用いられます。
1つの薬剤でも複数の種類から吸入器を選べるものもあり混乱してしまうかもしれませんが、まずは実際に使う薬剤と吸入器の特徴から把握することとしましょう。
長期的な服用はおすすめしません。
また、喘息発作を予防するために生活環境を整えていきましょう。
アスピリン喘息のメカニズムに関する説明は以上になりますが、それではこの疾患の患者でも使用できる解熱鎮痛剤はないのでしょうか?この疾患の患者でも、普通の方と同じようにこれから頭痛に襲われることも絶対にありますよね。
子どもの場合は小児科へ、大人の場合は呼吸器科やアレルギー科を受診しましょう。
小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」は、気管支拡張の作用がある麻黄をはじめとして、湿った咳をおさえる半夏や五味子など8種類の生薬が配合されています。