また起立性蛋白尿あるいは血尿といって、単に歩行することだけで尿の中に蛋白や血が混じってしまう体質の方もいらっしゃいます。
果物や糖を含む飲料水(ジュースを含む)摂取後、あるいは食後に尿の泡立ちを認める場合には医療機関を受診して、血糖値や尿糖の量を測定してもらうことを勧めます。
尿の色の異常は、比較的気づきやすい症状です。
尿の色と病気について 一般的な尿の色と言えば「黄色」です。
おしっこの量や頻度は飲む水の量や食事内容、気温などによっても変動しますが、生活や環境に変化がない場合には特に注意が必要です。
ビタミン系のサプリメントや栄養ドリンクを飲んだ後のおしっこが、蛍光色のような派手な黄色をしていても問題はありません。
血液検査、詳しい尿検査、超音波検査などの追加検査が必要になります。
反対に水分を多く取りおしっこの量が増える場合は、腎臓で尿が濃縮できなくなっている可能性が考えられます。
早朝尿を用いて確認する必要があります。
しかし尿の異常所見がすべて腎臓の病気を反映しているわけではありません。
その他、尿の色調で気になることがあればご遠慮なく泌尿器科外来で検査を受けるようにしてください。
知らないうちに下着に血が付いていたとの愁訴で泌尿器科を受診される方が年に数人程度見られますが、尿道鏡検査などを行ってもその原因がはっきりしないことがしばしばです。